Sachsenhausen

ベルリン滞在2週間目。
最近天気良くなってきて暖かくて過ごしやすくなってきた。


のですが、残念ながらパリに移住決定。



ここ2週間ベルリンの建築事務所のインタビューを受けて返事を待っていたのですが、労働ビザの問題など(あとはあまり認めたくないけど僕の英語力の問題。もっと認めたくないけど僕のArchitectとしての力の問題。)あり、今は難しそうなので、パリの若い事務所に行くことにしました。(無念….)



今は次のパリの住処を探しているところです。
それが見つかり次第、パリに移動したいと思います。


この2週間の滞在の間にベルリンのスポットはかなり廻ったので写真の方も徐々にアップして行きます。


そういえば12月のイギリス旅行、2月のバルセロナの旅行の方もまだですね。こちらの方も機会をみて少しずつ…
ちなみに2月はバルセロナの他にRCRでおなじみオロット、フランスとの国境の町ポルドボウに行ってきました。乞うご期待。






今日のところは先週末同居人と行って来たベルリン郊外のナチス・ドイツ時代のユダヤ人収容所、Sachsenhausen強制収容所跡の写真をアップしておきます。ここはユダヤ人を殺すために作られた「絶滅収容所」ではないのでアウシュビッツのような処刑用のガス室は無いです。それでも9年間で10万人以上のユダヤ人が命を落としたそうです。



この日は時折小雨の降る生憎の天気だったので建物を真正面から撮ってみたら、Bernd & Hilla Beacher のような静的な写真になった。たまにはこういうのもヨシ。ちなみに元ネタはこちら。
Basic Forms of Industrial Buildings
言い過ぎ?



「労働は自由をもたらす」





ソ連軍が駐在していた頃の小屋。



長さ100メートル近くある長ぁあい小屋。写真ちっちゃすぎて良く分かんないですが。拡大して見てください。




トイレと風呂。



継ぎ目のない豆腐のような白い壁。
オヤオヤこのファサードはどこかで見たことあるような…

と思ったらワルター・ゾーベックhttp://www.wernersobek.com/が技術提供したStudioZでした。


この壁は岩元さんでおなじみの「バキューマティクス」です。まさかこんな所でお目にかかるとは…(勉強不足)

金属のカゴの周りに白い膜をかぶせて内側から吸引しているのです。そうすると継ぎ目の無い半透明な壁面(しかもドライ)が出来る訳ですな…

叩くとパンパンと乾いた音を立てるくらいパリッパリに張られている。


構造自体(膜の内側のカゴ)が非常に分厚いのでそこまでの軽やかさは正直言って無いです。


外があいにくの曇り空なので少々暗め。天気のいい日にもう一度来てみたい。外に木とかあったりすると影が出てきれいに見えそうです。この日はもう時間が無かったので急ぎ足で見ました。