No Man's Land

昨日、縁あってフランス大使館でやっているアートイベント”No Mans Land”のオープニングイベントに行ってきました。

Twitterでも言及したけど(さり気なくTwitter宣伝)フランス大使館の公式HPがあまりに気合い入ってない気がしたので、Blogでも宣伝を。


公式HP http://www.ambafrance-jp.org/nomansland/              …トップページしかありません
参考ページ http://www.tomiokoyamagallery.com/news/no-mans-land-2009/ …チラシPDFがダウンロード出来ます


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携帯で撮ったので写真荒いです...


大使館というのはある意味では特殊な建物で、日本国内でありながら、その国の治外法権の特権を与えられている場所でもある。数年前の在中国日本大使館への集団駆け込み事件が記憶に新しい。

そういう大使館の特殊の特殊な面と今回の展示ので”No Mans Land”(非武装地帯)というタイトルがきっと架けてあると思うのだが、「非武装地帯」というよりは「無法地帯」とか「無政府地帯」と言った方が適切なんじゃないかと思う程、この場所の空気が自由にあふれている。これでいいのかフランス?(笑)いちおう大使館内のはずなんだけど…

基本的には中廊下型の建物の各個室がそれぞれのアーティストに割り当てられているというカタチ。狭い廊下から各部屋にアクセスする感じとか 雰囲気も学園祭的なノリで楽しい。

でも、そこは解体前の建築とアーティストの組み合わせ(笑)。とにかく壁に穴空けたり、イスを吊るしたりそれぞれが好き勝手やりたい放題でめちゃくちゃ。
廃墟のような退廃的な雰囲気とクリエイティブな空気の同居がなんともいい。そこが凄く新鮮に感じる。

あと、個人的には何となく50年代〜60年代のレトロフューチャーっぽさもあり(フラーとか初期ヒンメルブラウとか)、そういうところがフランスっぽいのかなと思ってみたり。どことなくDaft Pankを連想させる。

参加アーティストはみかんぐみ、松井えり菜、伊勢谷友介SANAAほか多数。僕が知ってたのはこれくらいだったけど、かなり有名な人もいたようだ。HIROMIXとか。

元大使館の建物なので、普段は入れない部屋にも入れたりする。地下牢(金庫室?)のような部屋もあったり。建築やってる人は行ってみたら楽しめると思う。