Berlin,Berlin!

最近写真がアップされていないのはこっちで買った新しいPCにフォトショが入ってないからだ。撮った写真をそのままアップすると超重くなっちゃうし。

森田くん、早くシリア…ごにょごにょ…


ベルリンの壁崩壊が1989年、東西ドイツ統一が1990年。そこからベルリンへの首都機能の移転が進められ99年には連邦議会(フォスター卿のアレ!)が移転されている。

現在の都市の中心はブランデルク門から東、ちょうど東ベルリンがググッと西側に食い込んでいた部分に集まってきている。この辺りはかなり再開発が進んでいて日本で言うと銀座的な(マドリッドで言うとグラン・ビア的な)街が広がっている。ヌーベルのギャルリ・ラファイエットもこの地域にある。

一方でそれから北のベルリン中央駅付近はまだ手付かずで、少々閑散とした印象を受ける。

今一番面白い場所はシンケルのアルテス・ムゼウムのある島の東、アレクサンダー・プラツやらシナゴークやらがあるまだまだ開発途上の地域。この辺りでは建物が取り壊されて空き地になっている場所があったり隣の建物が無くなって開口が全くない巨大な壁が露出していたりする。

一方でこの辺りはサブカルやアートの発信地として注目されていておしゃれなショップやカフェ、ギャラリーもたくさんある。そういったお店の隣がいきなり空き地だったり、周りが虫食い状態だったりする。東京にもこういう虫食い地区はあるけれどそれと違って見えるのは、東京のそういう街が完全に死んでしまっているのに対して、ベルリンのそれは生きながらも新陳代謝繰り返して成長していくような雰囲気を感じるからだ。

こういう街にはなんだか良く分からないことがいきなり起きそうなドキドキ感がある。(首締強盗などではなく…)これからドンドン発展していくんだろうなぁ…という感じがする。(今の経済状態は超っっっ悪いけどね!!!)

ベルリンの面白いところはそういう都心のド真中に結構簡単に住めるところ。家賃の比較的安い東側(そしてこの辺りが一番面白いのだけど…)でシェアすれば220€/月くらいで住めてしまう。都心にこの価格で住むのは東京でもニューヨークでもパリでも、そしてマドリッドですら無理だ。東京の都心にあるサブカルの発信地と言えば原宿とかだと思うけど、原宿に学生やアーティストが住むなんて無理だ。よっぽどのお金持ちかもともと土地を持っていたか、テレビドラマの主人公でないと…

今僕が部屋を借りているのはベルリンでもかなり西の方でやや高級住宅街という感じの所。それでも全て込みで280€/月だからマドリッドと比べてみても圧倒的に安い。
そういう経済的な問題を抜きにして住む場所を含めた自分のライフスタイルを自分自身で選んでいけるということがベルリンで感じる自由な空気を支えている気がする

中国やベトナムといった発展途上国ではなくドイツのような超先進国で、しかも300万人が住むベルリンのような過密都市で、都市の中心構造がドラスティックに変化していってるのを感じられるのは贅沢だなぁなんて思ったりする。