新年即日設計

GSDy主催の即日設計会に参加。講師は中村好文さん。
井の頭駅に9時集合。
課題は井の頭公園内に好きな場所を見つけて自分の好きなものを展示する場所を作る。

僕たちは住宅地から公園内に入る無数の小さな路地に注目。それぞれの道には異なるアプローチの仕方が存在する。
それらのコンテクストに合わせて公園と街の境界に「ゲート」を作る。
即日設計をするには設定したテーマが壮大すぎたかな?
何を、どのようなカタチで展示するかを詰め切れなかった。
でも、今までの僕にはない視点だったし、都市的に考えても面白いと思うので僕としては満足。

一位に選ばれたのは高架下の川の中に磨かれた石を飾るという案。
敷地の選定の仕方がウマい。少しモノローグ感もあるけれど、皆が壮大すぎるテーマを抱え込んでいる中では、むしろすごくリアリティーを感じた。

僕にはこういうたった一つの視点から、大掛かりな操作をひっくり返してしまうような視点が圧倒的に足りない気がする。
最近思うのは、自分が形式的な手法を使うことで、どこか自分から少し離れた距離感で設計を進めていたということだ。
これからは、もっと問題を自分の側に引き寄せることで、共感を呼ぶような設計をしたい。

それにしても岩根さんは、卒計でもそうだったけど、リリックなコラージュを作るのがうまいなぁぁ。
こういうセンスは素直にうらやましい。
設計に進まないと言っていたけれど、もったいない。これからも作る仕事を続けいってほしい。